展示開催期間:2020年9月21日(月)〜10月31日(土)

コロナ禍による完全オンラインでの開催になった2020年の、みんポー。スチル部門20名、モーション部門5名による展示となった。期間中は5名のレビュアーが審査。レビュアー賞が選出された。

レビュアー

青山裕企
酒井貴弘
更井真理
テラウチマサト
Fumi Nagasaka

酒井貴弘選出、Fumi Nagasaka選出

綱 恭行 さん

選出理由

酒井貴弘さんコメント

一度だけシャッターを切ったというのが一期一会の出会いの瞬間を切り取っているのが伝わりました。写っている人たちの表情は暖かく微笑みかけてくれているようで、暖かい繋がりを感じられる写真になっていて、身近な人ではなく遠く離れた知らない人との繋がりも思わせてくれる作品でした。人の繋がりの必要性を感じる今にまさにふさわしい作品だと思いました。

 

Fumi Nagasakaさんコメント

素晴らしいポートレート写真とステートメントだと思いました。言葉も通じず、カメラのみで被写体と繋がっているのに、自然な一瞬の表情を切り取られていて、綱さんがどのように旅をし、人々に出会い、写真を撮らせてもらったかが想像できてとても暖かい気持ちになりました。そして被写体の人選や背景もとても素敵で、そこからも生活と時代が見えてくるドキュメンタリータッチなポートレートで、写真だけでその町からのメッセージも伝わってきます。言葉の壁に動じず、自分の馴染みのない国と町にカメラ一つで挑み、このような素晴らしい写真を撮る事が出来たという事は大きな財産だと思います。

もっと写真を見たいなと感じさせてくれ、今この人たちやこの町はどうなっているんだろいうという想像や興味をそそられ、私もそういう旅がしたいなと思わさせてくれる作品だと思いました。

受賞作品

更井真理選出

嘉-yoshi- さん

選出理由

更井真理さんコメント

ステートメントがズバリいい。ダントツ一位でレビュアー賞を捧げます。
写真がステートメントを読み上げているかのように、聞こえて来る。
ポートレイトの中に心の気づきを見出せます。

 

作品ステートメント

孤独~mute~
いまの世の中、ノイズが多すぎると思いませんか?写真は、音の無い世界です。すべての音を遮断して、自分の鼓動に集中してみて。きっと何かに、気づくから

受賞作品

青山裕企選出

Aone Kubota さん

選出理由

青山裕企さんコメント

まだ表現が未熟なところもありますが、工夫と技術を磨いていけば、
もっと作風が確立されてくると思います。良い作家になれる可能性はありますので、今後に期待したいと思います。

 

受賞作品

テラウチマサト選出

SHINYA SATO さん

選出理由

テラウチマサトさんコメント

3~4年ほど前、パリのファッションポートレイトの作品が動画で表現されているのを見たとき、ファッションポートレイトはここまで来たかと感じた。海外のフォトフェスティバルを見ていても半分以上がポートレイトで、ポートレイトの多様性を感じている。今回のみんポーでは新たなポートレイトの見せ方としてモーションの中から選びたかった。
(今回選んだ)佐藤さんの作品の面白さは、まずスタバのカップの桜を何気なく入れながら、桜の中を歩いていくモデルの撮り方。新しいポートレイトの見せ方と完成度の高さで今回選びました。

 

受賞作品

過去のみんなのポートレイト展

みんなのポートレイト展 2018

記念すべき第1回目の開催はレビュアーに、写真家山岸伸さん、ゲッティイメージズ・シニアアートディレクター小林正明さん、株式会社ヒーコ代表取締役 黒田明臣さん、「装苑」副編集長 玉利亜紀子さん、写真家テラウチマサトさんをお迎えし、審査で選び抜かれた力作が銀座・京橋72Galleryにて展示発表されました。

みんなのポートレイト展 2019

第2回も第1回に引き続き銀座・京橋72Galleryにて開催。32名のポートレイトシューターによる展示となりました。レビュアーに写真家 青山裕企さん、写真家 インベカオリさん、写真家 藤代冥砂さん、Numero TOKYO TOKYO フォト・ディレクター齋藤真紀さん、写真家 テラウチマサトさんをお迎えしました。

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